着物の重さ。調べると重い裏生地ほど高値と書いている人もいるしこれは事実なんでしょうか?
919: 2017年09月12日 11:06
話が変わりますが、着物の重さって皆さんどう感じていますか?
母から譲られたどっしりした訪問着や黒留袖は1kg以上で重いのですが、着物持ちだった母から他にも小紋やら紬やら
上等なものを譲られたものはいずれもふわっと軽くて着ていても肩が凝らずに楽なのです。測ったら1kg以下のものがほとんど。
オークションで着物の重さが明記してある着物を普段着お出かけ着として落札する場合も1kg以下を目安に落札しております。
ただ重さの明記がなくても気にせず気に入って落札することもありますが、中にはすごく重いものがあります。
縮緬や絞りなら重くなるのはわかりますが、生地そのものより胴裏と八掛が妙に厚くて重いような感じ。
一度重い着物の胴裏と八掛を取ったら半分以下の重量になりびっくりしました。
フォーマルは除いて、私が着心地が良いと感じる着物の胴裏と八掛はとても薄くてしなやかなのです。
でも冬でも生地が薄くて寒いということも生地が弱いということもなく。
調べると重い裏生地ほど高値と書いている人もいるしこれは事実なんでしょうか?
胴裏八掛交換で着物を軽く出来るならそうしたいものが数点あります。和裁士さんや裏生地に詳しい方がいたら
重い生地=高級だったり着やすさ裾さばきに長けている、などの理由を教えてください。
920: 2017年09月12日 11:44
>>919
反物の端っこに重さも書いてあるよね。
あの匁が重ければ重いほど上等な生地だと聞いたけど。
921: 2017年09月12日 11:47
ごめん、書き忘れ。
同じ厚みだと正絹よりポリのほうがずっしり重いので
リサイクルものだと、正絹じゃなくて昔の化繊混紡だったりすることもあると思う。
922: 2017年09月12日 12:35
昔は匁(重量)で取引されてたからね
924: 2017年09月12日 15:17
920さんのおっしゃる通り、昔は…と言ってもどの頃かよくわからないけど、重い方が高級と言われて、特に胴裏には、糊などをたくさんつけて実際よりも重く加工したものもあるようです。
今の胴裏には、極端な粗悪品はないと思いますから、あまりにも重いと感じるものは交換するのもいいかもしれません。
知り合いの呉服屋さんは表地によって、下は孔雀のうらぎぬ(たぶん14付)、上はぐんま2000(たぶん16付)あたりと使い分けてるようです。あまり安くない、ほどほどのものにすれば大丈夫だと思います。
八掛は、昔のものにたまにとてもいい生地を使っているものがありますね。
八掛も胴裏も、価格と質は概ね比例していると思います。
関連大島紬の中古。オクでも値段まちまちだけど、どこに気をつけて購入すればいい?
元スレ: https://www.kimonolog.com/archives/post-37617.html
コメント一覧 : 着物の重さ。調べると重い裏生地ほど高値と書いている人もいるしこれは事実なんでしょうか?
柔らかものは重いほど糸が詰まっていて高級と言えるけど、普段用の小紋にどすーーんと重いものを着たいかといえば好みがある。
逆に紬などは軽いほうがいいものだったりもするので、重さだけを基準にはしないですよ。
礼装はある程度重さがあった方がいいと思うな
知人が縮緬地の小紋2反使った共八掛の振袖を着てたけど、歩くと裾の揺れ方が綺麗だった
高額・高価・高品質・高性能
みんな意味が違うから
重いだけでごわごわして良くない生地もあるし軽いけど裾や袂がストンと落ちて体に綺麗に沿う良い生地もあるしそれぞれだと思う。
ある時期の胴裏地なんかは匁を重くするために糊を多くつけてあるから黄変したりカビが出やすいということも聞くし。
以前ある百貨店で、有名な職人さん(お名前失念、小宮さんだったかな)が染めた江戸小紋を見せていただいた時に、この表なら裏はこれがいい、と合わせてくださった胴裏は14付きだった。
こんなお高い表地にあわせるなら、もっと重みがある高級品じゃないの?と思っていたら、たぶん顔に出てたんだね。表との相性だから、重いものをつければいいってもんではないです。しっかりした織りの紬などにはこの胴裏は合わせません。と言われたわ。
柔らか物はしっとりした重みがあった方が素敵だよね
あんまり重いと肩が凝るから、加減にもよるけど
Googleだと重いほどいいって検索結果めっちゃ出るけど微妙
普段街をとことこ出歩いて半額タイムセールに出るのに重い着物なんて不利だよ
重めの着物は着姿が落ち着きがあるよね。縦にテンションがかかって下半身の余計なシワや翻りが防げるからかな。生地の良さや裾模様を見せたいなら、あまり軽いと決まらないように思う。
もちろん表地とのバランスが第一ね。
暖かくなったら軽い生地の小紋で軽快にお出かけしたいな!
生糸の値段が上がってるからだと思うけど、裏物(胴裏八掛け長襦袢地など)はどんどん値上がりしてるね。そして、高級品(岡重の襦袢など)ではなく、比較的手頃な値段のものの質は落ちてると感じるわ。重みというより、糸の質そのものが落ちてるのでは?と感じることがある。絹のしっとり感がなくて、なんだか紙みたいにカサカサした手触りなの。
※9
外国産の安くて質の悪い絹でも、日本で紡績して織れば「日本産」の表示を付けて売れるのよ。
お肉で考えればわかるけど、お肉はまず品種、そして食べ物、育て方、処理の仕方で全然違うモノになる。
あと成型肉と同じように、絹も薬品で色々加工して嵩増ししたり、質が悪くてブチブチ切れる糸を切れにくくするための加工とか色んな手が加えられてるのよ。
そういう紛い物や質の悪いモノは触るとすぐわかる。ガサガサしてたり、ペラペラだったり
帯締めは締まりにくくてパサパサしてるからてきめんに分かりやすい。
本スレの919ですが、80になる母に聞いてみました
お召しと普段着〜少し良いお出かけ着の平織り生地の小紋と一腰縮緬の小紋には確か一番薄い羽二重を胴裏にして
とお仕立てをお願いしていたのだそうです
1日中着ていても身体が楽な軽い裏地が良いからとのこと
一番薄い軽目羽二重(というものだそう)は今はあまり作られていないようですが、表生地が少し透けるほど薄いのに光沢があり丈夫です
鬼しぼ縮緬とか生地がどっしりしている落ち感があるものはそれに釣り合う胴裏を仕立屋さんが付けてくれるけれど、
よく着るものは軽くて暖かくて通気性もよく身体が楽なのがいいからと言ってました
私が現代物をヤフオクなどで買うと胴裏が厚めなのはそのせいかもしれません
ヤフオクでアンティークまでいかないけれど少し古い時代のものだとたまにごく薄い羽二重が胴裏に使われていて、
袷だけど重さが600g以内なんてものもあって一日中着るならこういうのが重宝しています
良いなぁ紬以外でも古着やオクで重い着物に当たったことあるけど軽いのが一番だよ
結城紬だという表記だけで買ったものと証明書付いてきたものとあるんだけどなんだかどっしり重たい
証明書なしのほうはやけに重くて紬の特性である軽さがない
紬特有の織りで温かいので本物ではあるんだろうけども裏地だけが重いわけではないんだろうなと思えるほどに重たい
目立つ場所にシミはなくて美品だと思うんだけどこれは肩こりだったり年をとるときついなというどっしり感
もしシミ抜きして洗い張りに出したら軽くなるんだろうか?と思っちゃう
そういう物に当たってから重さを意識するようになったなー
お下がりで頂く古くて重たい着物は湿気のせいかもしれません。丸洗い、ドライクリーニングしたら軽く柔らかくなったのが数枚あります。
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