「枯野の真葛」口絵。女性がクリップのような物で上前と下前を固定していた。これ何でしょう?
587: 2021年06月23日 06:57
話の流れ切ってすみません。
ここでも散々論議されてた強風の日に裾がはだける問題、こんな解決法もあったか!と目から鱗だったので紹介させてください。
明治30年に富岡永洗の描いた絵、水谷不倒・著『枯野の真葛』口絵にて、向かって左の傘をさしている女性が可愛らしいクリップのような物で上前と下前を固定していました。
(google画像検索すると出てきますのでぜひご覧ください)
これ、何でしょう?ヘアクリップみたいにも見えますが…ブローチだと着物に穴が空くからリボン的なものを縫い付けて結んでいるの??道中着のあわせみたいな。
何にせよ次回風の強い日に着物を着る機会があれば可愛いクリップで真似してみようと思います。弾け飛ばして即日失くしそうな気もしますが笑
588: 2021年06月23日 17:20
>>587
気になりますねー。
明治ごろだと、おはしょりから見えるように腰紐をラフな感じで結ぶ着付けがまだあったようです。もしかしたら、袖に隠れて腰紐の先だけが見えているのかも?と思いました。
絵の現物見たら分かるかもしれないけど、googleの画像だけだとわからない…
589: 2021年06月23日 18:35
587さん
何でしょうね?
コーリンベルトのクリップをつなげた感じに見えますが、
明治時代にあったんでしょうか?
590: 2021年06月23日 18:48
調べたらコーリンベルトが世にでたのは昭和32年でした。
クリップはいつからあったのかはわかりませんでした。
591: 2021年06月24日 09:42
本文読んでみたら、それっぽい描写がありました。留針と書かれています。現代で言うなら可愛い安全ピンみたいな?
国会図書館データベース 枯野の真葛 19項(画像12枚目)
それっぽいところ書き写し
(16,7歳の女性2人連れが、ひどい風の中を歩いている。1人は風に裾を煽られて脛が出そうになり、押さえながら慌てている。)
然るに他の一人は、かねて用意のありしと見え、周章たるけはいもなく、ほど良きところを留針にて縫い、沈着払って通りし心憎さ、(略)
592: 2021年06月24日 14:41
587です
早速沢山お返事いただきありがとうございました!
まとめてのお礼で失礼いたします
>>591さん
国会図書館データベースから本文を探してくださるとは!
すごいです、ありがとうございました。
本文を読むと言う頭はありませんでした。
留針と表記されているのですね。留針と聞くと所謂縫い物用のマチ針を連想したのですが、口絵からはマチ針っぽさを感じないため仰るように安全ピンのような物なのか、頭にリボン的な飾りの付いた針なのか…想像が膨らみます。
593: 2021年06月24日 16:37
キルトピンみたいな大きめで飾りがついてるやつか、
ショールピンみたいにキャッチがついてるやつ(大きめのまち針みたいな)か
という感じ?
いろいろ想像すると楽しいですね。
浮世絵を見てても、この帯どうなってるんだ?と思う時ありますよね。
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元スレ: https://www.kimonolog.com/archives/post-39895.html
コメント一覧 : 「枯野の真葛」口絵。女性がクリップのような物で上前と下前を固定していた。これ何でしょう?
ttps://jpsearch.go.jp/item/arc_nishikie-T_ASAHI_59500405_02
拡大すると蝶の形に見えるし留針ってブローチの古い呼び名でもあったはずだから
実用と装飾を兼ねてブローチをつけているのでは?
「綿帽子・角隠しに使う帽子針・留針」、でググると出てくるアメバブログの写真で実物を見れる
ハットピン、ブローチピンのようなものだよ
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