着物は「季節感を大事に」と言うものの真冬に草履/足袋という足元の姿は寒々しくないの?
321: 2017年10月25日 18:46
ふと疑問なんですが、着物は季節感を大事に、と言うものの足元は常に草履、夏は例外で下駄と浴衣でも涼やかだから良し、となりますが、それ以外は割と言及されないですね。
真冬に草履と足袋という足元の姿は寒々しく見えないんでしょうか。
正装では洋装もブーツも駄目ですから、そこは分かるんですけど…
その発想も現代の感覚なんですかね。
326: 2017年10月26日 02:01
歴史的にどうなのかとかはよく知らないけど、
浮世絵なんかでは雪景色でもほとんどが足袋や素足に下駄ばき。
ごくたまにつま革がかかってる。古いものだとぽっくりみたいなものを履いてることも。
寒々しいどころか裸足でそのまんまで雪道歩いてる絵も多くてわりとびっくりする。
昔の人は寒さに強かったのだろうか?
327: 2017年10月26日 08:14
アタシ裸足でもアカギレ切れたりシモヤケなったりしないわよ!良いもの食べてんだから!
ってのが江戸っ子の粋だと聞いたことがある。
328: 2017年10月26日 08:31
昔は、一般人はお年寄りぐらいしか、足袋履かなかったと思うよ。ほとんど、裸足だよね。
大昔は、足袋は革製で、江戸時代ぐらいから、木綿の足袋が登場したんだよね。
外は、今と違って舗装されてないから、すぐドロドロになったのかも。
329: 2017年10月26日 09:37
江戸時代は藩によっては農民町民の足袋禁止だったからね
お江戸の街中だと伊達の薄着、足袋だっさ~だったらしい
やせ我慢な気もするけどw
330: 2017年10月26日 09:38
真冬に素足の浮世絵を見るたびに
あの時代に生まれなくてほんと良かったと思う。5分と耐えられそうにない。
331: 2017年10月26日 11:11
靴と靴下履いててもしもやけになって、こたつでモソモソしていた子供のころを思い出した。私も素足に下駄なら、凍傷にまでなりそう。
332: 2017年10月26日 11:32
いろいろネットを漁って見た結果、ここが一番わかりやすかった。興味のある人はどうぞ。
「足袋は贅沢品だった」
ttp://www.web-nihongo.com/edo/ed_p0109/
333: 2017年10月26日 14:38
いま放送中の朝ドラ、お米屋さんの女中さんは素足、女将さんは足袋。
334: 2017年10月26日 15:03
たしか、京都公家連中はみんな裸足
335: 2017年10月26日 15:36
お公家さんは今上のお許しがでないと履いてはいけなかったんだよ
勅許がある人は履いてる
それで大奥でしきたりの違いで揉める元になるんだよ
関連東京近辺では防寒草履って履かないものですか?見た目が可愛いから欲しいなと…
関連足袋マナーについて。訪問先に上がる前、足袋を履き替えるタイミングっていつ?
元スレ: http://www.kimonolog.com/archives/post-38841.html
コメント一覧 : 着物は「季節感を大事に」と言うものの真冬に草履/足袋という足元の姿は寒々しくないの?
床暖房やセントラルヒーティング、ダウンジャケットや毛皮のコートが当たり前にある現代の感覚でいうと、足袋+草履は確かに寒々しいけど、和服文化がそうなんだから、どうしようもないよね。
寒いのならブーツを履けばいいし、正装の時には和装用ストッキングもあるし。
それでも寒々しいと思うのなら、そもそも着物を着なけりゃいい。(笑)
質問者さんの考えが全くわからないというか寒そうに見える、と思ったことがないくらい真冬に草履と足袋は当たり前のことだったよ。
別珍足袋と毛皮付きの爪革とか、見た目にもあったかいアイテムもあるよ。
白足袋でも裏ネルのにしてタビックス重ね履きするとぬくいぃよ。
そもそも浮世絵なんかの時代だと、「季節感を大事に」なんて言ってられる庶民は少なかったわけだし
赤い靴の童話のカレンも、夏ははだしか赤いくつかしかなかったわけだから、西欧でもはだしは普通だったんだろう。
ヨーロッパの時代小説読むと、子供時代は裸足で過ごし、足の皮がガチガチになる頃には木靴。
現代の着物姿は庶民も踝丈だから、冬に足袋と草履でも寒々しくは見えないな。
日本は出先でも靴を脱ぐシチュエーションが少なくないから、冬場に着物で草履だと、脱ぎ履きの楽さを痛感する。
ブーツだとどうしてももたつくから。
でもさー、質問者さんではないけど、草履にしろ下駄にしろ、足はむき出しなわけじゃない?
雨カバーとか雪カバーとかあるにしろ、爪先だけで、踵は濡れるわけだし。
藁靴はブーツの形なんだし、あれがもうちょっと進化したらあったかいものになった気がするんだけどねぇ…
しかし藁靴も、子どもとか庶民のものだしなー。
南蛮や清、オランダから靴なるものは入ってきただろうに、明治の洋装化まで靴というものがまったく定着しなかったことは、よく考えると不思議じゃない?
靴が定着しなかったのは、特別な場合は地下足袋(時代劇でよく忍者が履いている)があったからと、たんに<冬に○○は当たり前>だったのでは?
進化するときは、不便さに気がついたり、新しいもの(洋服や人や技術)が入ってきたとか、そういう変化が必要だから。
やっぱり、日本の文化で履き物を脱いで家屋に入るっていう習慣が強いからじゃないかな?
靴は履くとき靴べら使うから頻繁に脱ぎ履きする前提はないし、ハイヒールは本来は室内で履くもので、ハイヒールしか履かない女性は外を歩き回るようなことはしない富裕層でしょ?
草履や下駄の脱ぎ履きの簡単さといったら、比較にならないもん。
昨日の大河ドラマでも、直虎が屋内に上がる前に足を洗っていた。足袋履いても汚れるだけなら、裸足に草履や草鞋が合理的なんだろうな。
現代なら、足首までのレギンスを履くとか、足袋と足袋カバーなどで二重にするとかで、十分だと思うけど。内部構造も起毛のが売ってるし。見た目ならば暖色系の色足袋を履けばいいんじゃないの?
重視っていうのは正装っていうか礼装の場合なのでは?
あくまでも現代の話。
寒い時には何やっても寒いけどw
ハイヒールはもともと貴族(男女問わず)が庭中にウンコするから
ウンコを踏まないために生まれたとかなんとか。
下駄が舗装の無い頃のドロ道を歩くためってのと同じく実用品だよね。
それにしても昔の暖房って火鉢くらいよね。
京の冬の夜に雪見をするために戸を開け放ったとか
幾ら重ね着をしてても、想像するだけで寒いなぁと古典読むたび思ってたw
もし私が当時にタイムスリップしたら「ダウンくださぁぁぁぁい!!」って叫んで凍死する。
冬は、普段の足のサイズより大きめのストレッチ足袋(冬用の厚手のやつ)を履いて、
その下に足首までの足袋インナーと、ふくらはぎまでのインナーを重ねて履くw
脚そのものには、ミルクベージュのカシミア混のレギンスをはくわ
冷え性だから
問題は、草履の鼻緒がきつくなることと、何かの拍子に足首が出てレギンスが見えると超絶恥ずかしいこと
着物姿の人が歩いていて裾からチラッと足首まである黒や灰色のレギンスが見えると
何だかいたたまれない気持ちになる。
あぁ、寒いもんね…(´・ω・`)分かるよ… みたいな。
自分だけかな。
でもそんな自分も着物の下にレギンスはいてる笑
あとはふくらはぎの丈で切ったウール混合のタイツも暖かくて愛用中。
これなら裾チラしにくいです。
米7です。
なるほどー、やはり日本の文化において「清める」というのはとても大事な要素なんだねー
指輪などのアクセサリー装飾が発達しなかったのも、なにかあればすぐに手を清めるためだったと『指輪の文化史』という本に書いてあったし。
足も同じように、こまめに洗ってたんだねぇ。お茶席で席入りする前にかならず新しい白足袋に履き替えるのも、清浄な空間である茶席を保つためや、お菓子や抹茶に埃が入るのを防ぐためですもんね。
と考えると、脱ぎ履き、足を洗う、に加えて、テーブルと椅子ではない、床に座る文化だったことも関係ありそう…
テーブルと椅子なら、下が多少汚れていてもなんとかなりますが、正座とかするのに床が汚れていると困るし。
すっきりしましたー!ありがとうございます!
初めてお茶習った時茶杓を畳にダイレクトに置いてるのにびっくりしたのを思い出した。
日本人は冬の寒さよりも夏の蒸し暑さに弱かったらしい。家を建てる基準は、涼しいが一番!寒い時は重ね着と暖房でなんとかする!って考えだった。そう考えると冬に草履ってのもなんか納得できる
徒然草の話なら、抗生物質の無い時代は夏に細菌による死亡率が云々。
「傾城は 二十八にて やっと足袋」なんて川柳もあったくらいだし
粋でセクシーな雰囲気を演出するために、冬でも素足だったんだろうね
今で例えると、冬でも生足や肩を露出するとか、そんな感覚なのかねえ
西洋のコルセットみたいに、美しく見せる為に無理にウエストを締め付けるのと一緒で、価値観に差はあれど、「美しい姿」になるには、何かしら無理が付きまとうものだと思っています。
着物姿の足元が足袋と草履なのも、美しさの象徴であり、例え寒くてもそれを我慢する事で表現される美しさもあると思います。
だから、寒々しい…などと言うのは野暮な事なんじゃないでしょうか。
昔の人からしたら夏に靴履くなんて考えられなかったんじゃないの?
夏に靴はいてる人種が冬に素足や布切れだけってのは、そりゃ違和感あって当然だわな
そうか。そういや遊女は裸足で描かれてるのが多いわ。
セクシーポイントでもあったなら、当時の粋人は足の指毛を抜いたりとか、踵の保湿をしっかりするとかw冬も足爪のケアとか美意識高いことやってたのかな〜
まあ浮世絵は今ならVOGUEやELLE、コスモポリタンだから
着物はホント足元が寒いよね。お腹周りはいつだってホッカホカなんだけど…頭寒足熱ってあるけど足元が寒けりゃ体に悪いと思うのに、着物時代の人達は素足でどう耐えてたんだろ。
そもそも寒さに強い丈夫な人しか成人出来なかったのかしら。浮世絵とかみてても腕とか野ざらしなんだよね…その辺のにんそくさんなんて薄そうな袷一丁だったり…。
私なんか温暖化の現代でタビックスに足袋カバーでも真冬とか寒くて、思わずブーツ履いちゃうのに。羽織りにマフラーとか寒すぎて無理なので、
肘までの手袋、しっかり着物コート着て首回りショールぐるぐる巻きのフェルトのお帽子かぶるくらい。それでも寒い。
伊達の薄着って言って裄のちらつく日に浴衣一枚でいるのが江戸っ子の粋、最高のお洒落だったらしいからね
(故杉浦日向子さん談)
でも実際は脚絆に手甲もしてたみたいだよ
米17
夏に合わせて風通しよくしておかないと湿気で家が腐るからさ(・ω・)
*25さんの「雪のちらつく」の雪が「裄」に誤変換されてるところが、あーきものろぐやわ~て朝からホッコリした。
そこ?!
体感温度ってやっぱりかなり差があるんだね
瀬戸内で雪は少なくて風が強い地域だけど暑がりなせいか2月頭とかでも羽織か道行にロング手袋くらいしか着けない
マフラーすると熱がこもるせいか暑くて体調崩すんだよね
私は足元だけが冷え性なので、
冬は足袋ハイソックス、ヒートテックレギンスを履いた上に、
ゑびす足袋のふわモコ足袋や別珍足袋なんかを重ね履きし、
更にファー付きの防寒草履を履いています。
多分、見た目からして、暖かそうになってると思います。
SOUSOUがまた新作の地下足袋を紹介していたので、木綿着物の時暖かいかなー
と思ったんだけど、ここを見ていると地下足袋の評判激悪だから、だいぶ躊躇する…。
でも個人的にはブーツの方が抵抗あるんだよねえ。冬は悩ましいわ。
SOUSOUの地下足袋、先丸タイプならそんなに違和感なく履けるんじゃないかなー
「そんなもん」と思えばそうだけど、実際その姿で足元が寒い経験をしてしまったのもあって、
そういう考えが野暮とも思えないし、それでも我慢して体に支障をきたすなら美しいとはいえないなぁ…と思う派。
着物を着るなら和風一色にしたいと思って、数年前までずっと何が何でも草履or下駄に足袋でした。
晴れることが確定していたり、室内に居る時間が長い時には、冷え症でもないしそれで良かったんですが、
一度、真冬の帰りがけに雨に降られて、足先ずぶ濡れであったかインナー足袋も効果なし…。
その約1年後、また天気の悪そうな日にぶつかりそうだったので、思い切って防水ブーツにしたら…天気にかかわらず、後戻りできなくなりました^^;
雪国でも女子高生が生足なのと似たようなものかと思っていました
そのうちブーツやサボで着物、も当たり前になるんだろうなー
あと100年後くらいかもしれないけどw
いつだったかの正月に雪だったからポリ着物にブーツで実家の集まりに行ったなぁ。
あれはさすがに草履ムリだし。
なんか裾が引っかかる感じがして気になったけど、天候で臨機応変にするのは必要なことよねって思う。
行く場所によっては持っていって履き替えれば良し 。
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