亡くなった母の着物。手間をかけてでも着るべきなのか正直迷っています



亡くなった母の着物。手間をかけてでも着るべきなのか正直迷っています

906: 2022年01月11日 12:54

初めて書き込みます

自分はいい歳して着物を着たのはウン10年前の成人式が最後で、このまま着物とは無縁の人生を送るものと思っていたら、ありがちですが亡くなった母の着物が手元にやってきました
母とは体格が違い過ぎてお下がりというわけにもいかず、また他の身内の女性いずれも着物は引き取れないとのこと、もったいないけど処分するしかないと考えていますが、染める前の反物も残されてまして、これの処遇に迷っています
実はまだ若い頃に染めて仕立てないか?と母から言われてどうせ着ないからと断ったことがありました
詳しい人に見せたところ、物はいいけれど古い物なので染めるなら一度洗いに出した方がいいと言われました
そこまで手間をかけてでも着るべきなのか、正直迷っています
欲しい方に譲るべきなのでしょうが、母の形見なので躊躇いもあります

ここにいらっしゃる方は私よりも確実に着物に詳しくて着物を愛している方で、そういう人ならこういう場合はどうするのだろうと知りたくて書き込みました
どんな些細なことでもいいので、教えて欲しいです

907: 2022年01月11日 14:08

これを機に着物を着てみようと思われるのなら、
特に思い入れのものを洗い張りして仕立て直すのも良いと思います。
仕立て上がったものでも、一枚の反物にもどりますので、
906さんの体格に合わせてある程度直すことは可能です。
白生地は洗わなくても染められると思いますが、もしシミなどがあるならば濃い色が無難です。
丁度NHKの番組(趣味どきっ!)で特集されていた内容にあたります。
女優の柴田理恵さんが受け継がれた着物に手を入れて着ているというお話でした。
テキストも出ているのでご覧になってみてはいかがでしょうか。

908: 2022年01月11日 14:43

906さん
慣れてる人なら多少のサイズ違いは着かたの工夫でなんとかなりますが、
そうではないようなので難しいですよね。
私も母と15cm身長差があり、お下がりとして貰った時にかなり汚れがあったので、
思い切って気に入った二枚だけ洗い張り・染み抜き・仕立て直しのフルコースをしました。
かなりの金額いきましたw
しかし、今はいろいろな場面で活躍してくれてるので満足してます。

もし着用するつもりがあるのでしたら、例えば写真に残っているなどの思い入れのあるものか、
特に気に入ったものを一枚か二枚ほど直してみてはいかがでしょうか。
着るつもりはないけど残しておきたいのであれば、
好きな柄を切り取って額装したり鞄などにリメイクする方法もありますよ。

909: 2022年01月12日 10:14

形見であるから迷っておられるとのこと。お気持ち分かりますよ。私だったら、まず仕立ててある着物の処分は一端保留して、反物を合う色に染めてからマイサイズに仕立てます。色無地として使いたいので同色の縫い紋を1つ入れて貰います。そして、それに合う長襦袢をお母様の長襦袢を利用するなど仕立て直して貰います。
仕立てたとして、着付はどうしたいですか?習うつもりがないなら、ワンタッチで着られるように加工してもらう(二部式じゃなく、腰紐のようなものを縫い付けて貰うと良いです)と簡単に着られます。
帯もワンタッチ帯に加工(二部式じゃなく、縫い付けて元に戻せるように)して貰うと良いと思います。気軽な感じの柄の名古屋帯(カジュアル用)とそこまで重めではない袋帯(セミフォーマル用)2つを選んでおくと良いと思います。(画像を見せるなどしてどれを加工するかはお店で相談して下さい。)
着付けの自装を習う場合は加工しなくて大丈夫です。
それらを着てカフェや美術館、イベント等普段お洒落していくような場所にお出かけしてみて、着心地を確かめて、“もう少しこうだったらいいのにな”“こういう柄の着物を着てみたいな”が出てくると思います。
そしたら、お母様の着物の中でそういう物を探して、縫い込みがありそうで仕立て直し出来そうな物があればマイサイズに仕立て直ししてみるというのはどうでしょうか。(丈が足りなくても胴をついだり色んな方法があります。)
帯や小物は体形が違っても受け継いでゆける物ですので、着物を少しでも着るつもりがあるのであれば取っておかれると良いと思います。
折角のご縁ですし、着物を着ることを楽しめると良いですね。

910: 2022年01月12日 16:05

形見のお着物、寸法直しするのに体格差があるという事なので解いて洗い張りして仕立てとなるとかなり金額かかりますよね。よっぽどご自分が気に入ったものだけにされた方が良いかと思います。909さんの言うように、とりあえず白生地を染めてお仕立てするのも良さそうですね。
個人的には一つ紋の色無地は人によっては全く出番がない場合もあるので、着物でちょっとお出かけするぐらいの目的であれば紋無しの小紋扱いの無地でも良いかなと。紋入れは後でもできますからね。

911: 2022年01月12日 22:22

906です
御教授ありがとうございました

お恥ずかしながら、着物を着るなら着付けから習う必要があるレベルです
それでも反物を染めて自分の体に合わせて仕立ててみようかなという気になってきました

少し自分語りしますが、母の残した着物には夏用と冬用の喪服に、紗の黒留袖がありました
不思議と、黒留袖はそれだけ
母が元気な頃に訊いておくべきだったと思いました

912: 2022年01月13日 06:40

着付けを習うのに恥ずかしいことなんてありませんよ。
お母様のきものがこれから寄り添ってくださいますね。
楽しんでください。

大手チェーンの呉服屋に行くより
悉皆、京染め…などで看板をあげているお店をおすすめします。
それにしても紗の黒留とは…珍しいものをお持ちですね。

913: 2022年01月13日 15:16

911さん 着付けを習いに行かれる予定ですか?
ご自分で着られる事ができるようになったらお母様の形見を着てお出かけという楽しみが増えますね♪もちろんプロに着付けてもらってもですよ♪

914: 2022年01月16日 14:44

うちの祖母は曽祖母の形見だという着物を丹前や座布団に作り替えて使っています。
着物として着る以外の活用法としてご参考までに。

915: 2022年01月16日 16:38

縫いこみが足りないなとで、サイズ直ししてもらってもマイサイズにならない・または
目立つ汚れがあるような着物なら
いいところだけ取って帯にするか和装用のバッグやポーチなどに仕立て替えるのもいいですよ
形見とのことなので、着ないけれど捨てるには忍びない着物を身につけられる選択肢のひとつとして…

こういうリメイクはチェーンの呉服屋では扱ってないかもしれないから
ネットで探した方がいいと思う
リメイク専門の業者の他に悉皆屋さんでも受け付け窓口になっているお店はあるようですね

916: 2022年01月16日 18:43

うちは曾祖母の若い頃に着ていたという江戸縮緬の晴れ着を解いて市松人形の着物に仕立て直しました

人形用ならそれ程生地も必要ないし、着物に多少汚れやいたみがあっても良いとこ取りで何とか繰り回せますよ

917: 2022年01月16日 20:08

リメイクならワンピースやスカート、ストールなどにする方法もあるよ。
YouTubeにもいっぱい載ってるから参考までに見てみてもいいかも。

関連祖母の着物を譲り受けたが凄く小さい。共襟の線が上過ぎるとやはり変でしょうか?

関連洗い張り、仕立て直し等で検索したら総額4万ぐらい取られる。相場はこんなもんですか?


元スレ: https://www.kimonolog.com/archives/post-39895.html




 

コメント一覧 : 亡くなった母の着物。手間をかけてでも着るべきなのか正直迷っています

  1. 着物の名無しさん   2022年02月14日 02:10

    着物の着付け、私は着物が制服な飲食店(チェーン店)にバイトで入ってバイトリーダーさんに教えてもらった。必要な物は会社が用意してくれて三か月以上勤務したら中に着る襦袢やら腰ひもやらはそのまま貰える(三か月未満で辞めたら買い取り。着物と帯は貸与で季節ごとに柄が変わってた洗濯も会社が負担)飲食店の接客業が苦じゃないなら着物が制服なバイト(パート)するのも手。タダで着付け覚えられるし毎日着るから早く着替えられるようになる。ただし私は帯の締め方は名古屋帯で基本の型しか知らないけど(あとは半幅帯の基本の型)

  2. 着物の名無しさん   2022年02月22日 02:02

    相談者の方が、「これを機に、きもの着てみようかな」と思ってくださった様子で、なんだかちょっと嬉しいですね。

    アドバイスされている中で、「思い入れのあるもの、特に気に入った物を、1~2枚、直して着てみては?」という意見がありましたが、私も同様に行いました。

    祖母から受け継いだのは、紬のアンサンブル1組だけ。
    祖母が、老人クラブの旅行や行事に、よく着て行ってた物です。前の晩、小中学生だった私と、「帯締めどれにするやぁ?」とか、「春だから絞りの羽織の方が、軽やかでいいべが?」などと、相談していました。

    現在は、羽織をあきらめて裄や身丈の足し布にし、1枚の長着になっています。平凡な紺灰の横絣ですが、縫い手の方が、上手に柄あわせしてくれました。

    母の物では、小紋を2枚選びました。どちらも長羽織に直し、重宝しています。

    1枚は、私の高校の卒業式に、黒絵羽の紋付き羽織を合わせて、着てくれた物。若草色のぼかしがとても好きで、「これを着て来て」と、リクエストしたのでした。

    もう1枚は、カラシ色で1つ紋付きの鮫小紋。妹の結納の時に着たものですが、お相手のお母様は色留袖だったので母は悔しがり、その後すぐに自分も色留め袖を買ったという、愉快な思い出があります。少し大きめの刺繍のしゃれ紋を付けて、元の紋を隠しました。

    長々書いてしまいました。どうもすみません。
    他の方の、思い入れのある着物のお話も、是非うかがって見たいなぁ、と思っています。出来れば、よろしくお願いします。

  3. 着物の名無しさん   2022年02月22日 09:14

    母が行事ごとによく着ていた総絞りの小紋
    それに黒羽織でしたね笑
    9月と思われる私のお宮参りにも着ている写真があります
    さぞ暑かっただろうに…
    胴裏がまだらに変色していたので、とりあえず解いて保管しています
    朱赤なのでさすがに私も無理だなと思いつつ

  4. 着物の名無しさん   2022年02月23日 10:30

    ※3さん、さっそくお応えいただき、ありがとうございます。※2です。
    朱赤の総絞り、可愛いらしくて、上品で、すてきですね。

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